冬至とは?
日本の伝統・・・と思いきや、けっこう世界中で意識されている暦イベントでした。
中国でも、北欧でも・・・北半球の寒い地域の人たちは意識していたようです。
どんな日?
冬至(とうじ、英: winter solstice)は、二十四節気の第22。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い。十一月中(旧暦11月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のときで12月22日ごろ。 恒気法は節気を冬至からの経過日数で定義するが、基点となる冬至は定気と同じ定義である。 定気と恒気で一致する唯一の節気である。 暦ではそれが起こる日を冬至とするが、天文学においては、太陽黄経が270度となる瞬間を「冬至」と定義している。 この場合、冬至の瞬間を含む日を冬至日(とうじび)と呼ぶ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の小寒前日までである。
西洋占星術では、冬至を磨羯宮(やぎ座)の始まりとする。
なんだか小難しいことが書いてありますが、北半球住民からすれば「太陽が一番遠くなる瞬間」が冬至。
それを含む日を「冬至日」みたいです。
まあ、「明るい時間が一番短い日」ですね。
通常、「冬至」といえば「冬至日」でいいとは思います。
今年(2016年)の冬至は?
12月21日 水曜日です。
その後、2017年12月22日・2018年12月22日・2019年12月22日と続き・・・2020年にまた12月21日になります。
オリンピックの年が12月21日みたいですね。わかりやすい!
なんでかぼちゃ?
冬至には「ん」をつくものを食べると「運」が呼びこめると言われているらしく、
「南瓜(なんきん)」で「ん」がつくためだそうです。
栄養価や長期保存ができることから、選ばれたようですね。(参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/220635/2/)
他にも国や地域によって食べるものが違うみたいなので、皆様も是非深入りして調べてください。
なんでゆず湯?
「融通がきく」で「ゆず」説が強いようです。あとは「冬至・・・とうじ・・・湯治」から・・・
そんなダジャレで大丈夫か!?
冬至の歴史
古くはメソポタミアの時代より、何かしらあったようです。
紀元前3500年前後に栄えたメソポタミア文明では、現在のイラクあたりに住んでいたシュメール人たちが、世界初の暦を作りました。
最も太陽の力が落ちる冬至の時期が一年の始まりとされ、冬至前後の12日間は新年の祭が開催されました。
暗さや寒さが増してくるこの期間は、メソポタミアの主神、太陽の神マルドゥクが混沌から出現する怪物と戦う時季とされていました。
冬至前後に新年を祝う祭を行うことは、その後バビロニアやペルシアの文明にも引き継がれました。
日本の伝統文化だと思っていたのに、これは意外な発見でした。
どの国でもだいたい「ここから太陽が近づいてくるので、運気も上がってくる!」という感じの日ですね。
クリスマスの起源説もあるので、日本人はもっと冬至も盛り上げましょう!
「ブッシュ・ド・ノエル」なんかも、冬至のものみたいです。